にまきゅーの作業部屋

鉄道系ブログ(関東中心)。見た・乗った鉄道について気まぐれに語ります。

【過酷】きっぷ収集は財布に悪い(長電硬券・しな鉄補充券等) 18きっぷで長野へ(後編)


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 青春18きっぷで行く長野旅、後編。長野駅より復路(≒硬券探し)のようすをお届けします。

 後編では、ひと昔前の首都東京を駆け抜けた名車たちの「第二の車生」に数多く出会えますよ!ぜひ最後までお読みください✨

 

↓前編はこちら(先に読んでねっ)↓

https://nanaman-traina.hatenablog.jp/entry/2024/04/03/%E3%80%90%E9%81%8E%E9%85%B7%E3%80%91%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%E4%BD%93%E3%81%AB%E6%82%AA%E3%81%84%28%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%94%E3%82%B3%E7%A1%AC%E5%88%B8

 

 

それでは前編の終着駅、長野よりスタートです。

 

①ながでんに足を踏み入れるf:id:nanaman_train:20240403121801j:image

 お昼すぎの長野駅長野電鉄は地下にある専用ホームから発車します。中高生限定の「ホリデーチケット」(800円)を窓口で大急ぎで購入します。(湯田中往復で元が取れるため)

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 長野12時57分発の普通信州中野行に乗車します。

元東急の8500系。8501Fなので#トプナンの呪い ですね笑

 


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 善光寺下を出ると地上へ。だんだん郊外の景色となってきます。


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 須坂ではマッコウクジラ(営団3000系→長電3500系)の引退済車両にご挨拶(車籍の有無は謎)。


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 小布施には、自社発注車の2000形が保存されているのを目撃しました。「ながでん電車の広場」の展示物のようです。

 



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 東急時代とは打って代わり、時速60-70km/hほどでゆったりと走る8500系。オレンジと茶色のモケット、ローレル賞プレートなど、東急時代の面影もそのまま残っています。

 列車は終点信州中野に、13時42分に到着です。。

 

営団の香る電車で湯田中f:id:nanaman_train:20240403190436j:image

南栗橋?笑

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 向かいのホームにとまっていた、13時45分発の湯田中行に乗り換えます。長野電鉄では、信州中野湯田中間は乗り入れ対応車両に制限があるなどの理由から、普通列車のほとんどは信州中野で系統分離されています。


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 3000系M3編成。元々は東京メトロ日比谷線を走っていた03系の、03-106Fです。

 車内は、一部のドアに半自動用ボタンが取り付けられたほかは東京メトロ時代の面影が色濃く残っており、ドアチャイムは「営団チャイム」。モケットや荷棚も、営団0x系列全盛期を思い起こさせる内容となっています。

 


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 特急「スノーモンキー」2100系と行き違い。元・成田エクスプレス253系ですね。(東京感強すぎん?)

 

 列車はりんご畑をぬうように進み、湯田中には14時4分に到着です。

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湯田中駅の未使用ホーム。レトロ感が素敵✨


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湯田中駅は、志賀高原などへの玄関口。長電バスの回数券を、記念に購入しました()

 

③時が経つのは早いものでf:id:nanaman_train:20240410112254j:image

 小見出しの通り、ここからはひたすら埼玉に「帰る!」

 折り返し、14時16分発の信州中野行に乗車。03系で来た道を戻ります。信州中野には、14時31分に到着です。

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信州中野駅など、長野電鉄のいくつかの駅では「硬券入場券」が販売されています。もちろん購入しました。

 

④地下の香りを楽しむf:id:nanaman_train:20240412162102j:image

 信州中野では、15分の乗り換えで14時46分発の長野行に乗車します。行きと同じ、8500系8501Fが使用されていました。


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須坂では、数分の停車。引退した元・日比谷線の「マッコウクジラ」3500形に再びご挨拶。

合計で3編成が留置されていました。

 


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 市役所前駅で下車。営団の駅のような雰囲気で、独特の匂いが漂っています(鉄道ファンなら好きだと思う)。

 

⑤切符collectのお時間です

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 市役所前駅は、色々な硬券を売っていることで(少し)有名です。私も、硬券入場券、初乗り区間の乗車券、特急券を購入しました。

 また、今回は在庫が少なかったので買えなかったのですが、補充硬券や出札補充券も入荷していれば買えるようです。

 


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 地上にあがり、長野駅まで歩きます。10分もあれば余裕で到着できる距離です。f:id:nanaman_train:20240424001708j:image
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 長野電鉄長野駅では、きっぷ鉄にはちょっと有名な入場券が売られています。それが…

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こちらっ!「ジャンボ入場券」です。

日本一大きな入場券…だそうですが、どうなんでしょうか。

写真だとわかりにくいですが、横幅がボールペン1本分の長さくらいあります(笑)

 

その他にも、お土産のクリアファイル等グッズを購入しました✨
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信越本線、昭和の香り

f:id:nanaman_train:20240424003624j:image湘南色だぁーーー!」

 再びJRの改札に入り、向かうは3番線。

 信越本線からしなの鉄道に直通する、16時22分発の普通軽井沢行に乗車します。

 乗車したのは115系。かつては高崎線などの東京近郊から郊外まで幅広く走っていましたが、現在では各地で置き換えが進み、現役車両も僅かになりました。しなの鉄道では、しな鉄標準カラーの他にもいくつか過去の塗装を復刻しているものがあり、湘南色もそのうちの1つとなっています。

 時代を感じる内装に、ボックスシートしなの鉄道では新型のSR1系も走ってはいますが、旅気分をより引き立ててくれるという点で国鉄型車両には勝らないと感じます。

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 青春18きっぷは途中の篠ノ井までしか使えません。そこで長野駅停車中に、車掌さんから篠ノ井→軽井沢の乗車券を車内で購入しました。

 車内補充券での発行です。なお、2両編成で運転される列車では車掌さんが乗っていないこともあるのでお気をつけ下さい。


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 篠ノ井線と別れて、しなの鉄道線区間を進みます。途中の坂城駅には、引退した165系急行形電車が保存されていました。

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 信濃路を駆ける名車は、17時54分、終点の軽井沢に到着です。 

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廃線区間をたどるバス

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 軽井沢駅の改札を出て、やってきたのはバス乗り場。ここからはJRバスに乗って、信越本線・横川駅を目指します。

 軽井沢〜横川間には、碓氷峠という鉄道の難所があり、かつてはEF62などの専用の機関車が重連で列車を牽引していました。しかし、長野行新幹線(現・北陸新幹線)の開業により、維持に難のあった横軽区間は在来線が廃止になってしまいました。

 

 在来線の廃止後は、JRバスが両駅間を結んでいますので、18時5分発の最終バス横川行に520円を払って乗車。SuicaなどICカードは使えないので要注意です。


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 夜行バスの格下げと思われる車内で、ゆったり快適に過ごせる。。 はずでしたが、少々酔いました…

 今回は碓氷バイパス経由の直行便に乗りましたが、かなりカーブが多くアップダウンも激しい道を通りました。酔いやすい方は酔い止め等で対策をしてみてください。


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 峠をぐんぐんと超えていきます。日がすっかり落ちて、暗くなってきました。

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18時39分、横川駅に到着です。f:id:nanaman_train:20240505003025j:image

 

⑧またもロングシートの211系f:id:nanaman_train:20240505003100j:image 

 横川からは再び18きっぷの旅。バスから連絡の、18時50分発高崎行は、朝の中央本線と色違い(番台違い)の211系での運転です。

 211系も元は高崎線などで走っていた車両。私も、引退直前に先頭部を湘南色(115系風)にラッピングして都内を走行していた211系を見た記憶があります。


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↑横川駅はホームが低く電車との間に段差があります。皆さんは私のように転びかけてふらつかないように、足元には気をつけてください。


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↑車内から沿線の花火が見えました🎇

(スマホ画質なんで写真の質は勘弁)

 


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 群馬県の県庁所在地にふさわしそうな高崎の街に入ります。列車は高崎に、19時21分に到着です。


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 上信電鉄ホームに寄り道して、硬券入場券を記念に購入しました。
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⑨帝国を発ち埼玉へ

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 ここからは、普段から乗る車両になってしまいます。19時45分発、E231系10両の、普通平塚行に乗車します。グンマー帝国ともおさらば。出発地&終着地のある、埼玉県へと戻っていきます。


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 20時28分に着く、熊谷で途中下車。目的は1つ。秩父鉄道硬券収集です。入場券と初乗り区間硬券を購入しました。

 

⑩帰路

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 ここからは湘南新宿ライン。20時43分の小田原行に乗車します。外は真っ暗、疲労はMAX。乗車時間は睡眠時間となりました。

 


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 目を覚ますと、大宮の車両基地群が見えてきました。時刻は21時を回って23分。大宮駅は珍しく7番線に到着です。

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⑪家路

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 最後は京浜東北線。出発地の南浦和へと戻ります。振り返ってみると、実に17時間近く旅をしています。

 長野在来線日帰り18切符弾丸旅行。その中に、民鉄乗車、きっぷ収集など、欲望を詰め込んで旅を楽しむことが出来ました。

 

 21時45分。16時間35分ぶりに、南浦和へと戻ってきました。
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終わりに

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 今回は2回に分けて、青春18きっぷで行く長野旅をお届けしました。いかがでしたでしょうか。

 地方の鉄道には、硬券などのきっぷはもちろん、その土地らしい車両、その土地ならではの駅、その土地ならではの良さがあります。また、かつて東京で走っていた懐かしい車両たちに出会うこともできます。

 皆さんも、長野へ、そして日本各地の地方鉄道へ乗りに行ってみてはどうでしょうか。

 最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

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