硬券入場券。車内補充券。常備軟券。きっぷを愛する鉄道ファンは、この言葉に心を惹かれるー。
ということで、今回は青春18きっぷを使い、長野の私鉄(アルピコ交通・長野電鉄・しなの鉄道)を満喫した旅のようすをお届けします!
今回は長旅なので前編後編に分けており、前編では往路・長野駅までお届けします。
どちらも珍しい切符を中心とした内容の濃い旅模様ですので、最後までご覧下さい!
①早朝5時の南浦和へ
旅の始まりはさいたま市、南浦和駅。青春18きっぷ片手に旅が始まります。楽しみ8割、眠気100割の私。友人と合流してスタートです。
この旅最初の乗車電は、5時10分発の武蔵野線、府中本町行。千ケヨE231系に乗車します。
最初は暗闇。しかし乗車しているうちに、だんだんと辺りが明るくなっていきます。早朝の武蔵野線は椅子が埋まるかどうか程度の乗車率でした。
5時38分、西国分寺に到着です。
②トタ233で朝になる
西国分寺からは、ひたすら中央本線で西を目指します。5時45分の高尾行に乗車。(立川で5分間の無駄停車がありましたが)順調に夜は明けていきます。
朝日に照らされた多摩川を渡り、もう2週間も豊田車両センターの主を務める209系トタ82に挨拶をしていると、電車は終点の高尾に6時10分に到着です。
③211のロング修行。。
3時間越えの乗車となる、6時15分発普通松本行。
…なのですが、211系2000番台オールロングシート💢
正直睡眠時間4時間未満なんでキツいわ。
↑沿線にあるラブレター💌
↑大月にて。富士急行6700系
途中の甲府では6分の停車時間がありましたので、お土産に信玄餅を購入✨
NEWDAYSでメロンパンを確保。食べ物とトイレの確保は、キツキツスケジュール旅では必須ですね。
列車は少しずつ標高を上げて、山梨県を横断していきます。乗車電はみどり湖経由でした。
松本が近づく南松本駅には青タキの貨物が止まっており、タキ43002など車齢50年超えの古参も含まれていました。
列車は9時35分、終点の松本に到着です。
「まつもとー まつもとー まつもとー 終点松本です」の名物放送を聴くことができました。
(松本バスセンターで、アルピコ交通(バス)の回数券を収集しました。)
④アルピコ交通で新島々へ
松本10時10分発の新島々行に乗車します。最近、東武20000系列を改造して投入した20100形でした。
アルピコ交通では青春18きっぷはもちろん、交通系ICカードも使えませんので、松本駅で一度改札を出て、券売機でエド券を買って乗車しました。
途中の新村駅では、対向列車と行き違い。モハ10形復刻塗装の3000形3003Fでした。上高地線は日中2編成運用なので、この日は20100と3000が1編成ずつということになります。
少しずつ山に近づく列車は、10時40分に終点の新島々に到着しました。
④-2 硬券・軟券購入(新島々駅)
新島々駅では13分の折り返し時間を利用して、硬券入場券と連絡乗車券(常備軟券)を購入しました。
新島々→北松本のきっぷは、実際に松本までは使用しました。(松本で下車印→前途放棄)
⑤松本に戻る
新島々10時53分の松本行で折り返し、終点松本には11時22分に到着しました。
⑥絶景の篠ノ井線へ
松本からは針路を北にとり、長野県都、長野市を目指します。11時30分発の篠ノ井線長野行は、E127系2両によるワンマン運転。観光客や地元の方で、車内は混雑していました。
発車直前には、HB-E300系「リゾートビューふるさと」にも出会えました。
複線の幅のある単線トンネル(?)を通りつつ、列車は制限速度ギリギリまで飛ばします。
途中の姨捨では、6分ほど停車。「日本三大車窓」にも選ばれた、善光寺平の絶景です。
また姨捨駅は、全国でも珍しいスイッチバック式の駅。駅は坂道の途中で分岐するように作られており、(長野方面行では)駅を発車するときにはバック運転が行われます。
姨捨を出ると標高を下げて、篠ノ井でしなの鉄道(旧信越本線)に合流します。下写真左側がしなの鉄道・軽井沢方面です。
篠ノ井〜長野間は、かつて長大幹線だった信越本線の生き残り区間。途中からは、敦賀延伸で話題の北陸新幹線とも並走です。(新幹線なら1時間少しで着く距離を7時間以上かけて移動しました…)
12時49分、長野駅は5番線に到着です。
⑦次回予告!
記事が長くなってきましたので、この辺で前後編を分けようと思います。
後編では、「あの」長野県を代表する私鉄に乗ったり、硬券(昔ながらの硬いきっぷ)を集めたり。首都圏にお住まいの方にとっては懐かしさ全開の旅になっております。後編もぜひお読みください!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!