銀の車体に黄色い帯。見慣れているようで、どこか真新しく、でも懐かしい。そんな西武線が、この度運行を始めました。
①コイツは何者?
この、よくある西武の黄色電車より少し明るい電車は、西武6000系6117F「西武有楽町線開業40周年記念列車」です。
2023年、西武有楽町線(新桜台ー小竹向原間)は、開業40周年を迎えました。そこで、開業当時に走っていた車両を再現しようとラッピングされたのが、今回の6117F、ということです。
②何故黄色帯に?
ところで、この黄色い帯、なんの車両をイメージしたものだと思いますか?
「黄色い西武線」2000系列などなどと同じ色にした、というわけではありません。実は、「営団地下鉄7000系」をイメージした黄色なのだそうです。
というのも、西武有楽町線が新桜台ー小竹向原間で開業した際は、まだ練馬駅に到達しておらず、他の西武線とは繋がっていなかったのです。そこで、とりあえず営団7000系のみを使って営業運転を始めました。
営団7000系はすでに引退しているため、今回は「西武の電車が」「営団の古い車両を模して」黄色帯になった、というわけです。
なお、11月からは、池袋寄りの先頭車に、ヘッドマークを取り付けて運行する予定です。ヘッドマークなしの顔を池袋・新木場方面行きで撮影したい方は、お早めに。
③黄色帯の6000系、運用は?
6117Fは、西武池袋線・狭山線・西武有楽町線、東京メトロ有楽町線・副都心線、東急東横線、横浜高速みなとみらい線を走っています。
少し前に同じ6000系を使って走っていた「幻日のヨハネ」ラッピング車とは異なり、西武線から飛び出して各社線へ直通する運用にも、積極的に充当されている模様です。
運用は固定されていませんが、「西武線アプリ」の列車位置情報では、この編成は特別なアイコンで表示されますので、どうしても会いたい、という方は、西武線アプリで探してみてはどうでしょうか。
④まとめ
今回は、西武6000系 6117F「西武有楽町線開業40周年記念ラッピング車」についてでした。
サステナ車両投入も決まり、なにかと話題が多い西武線から、これからも目が離せませんね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。