東急5080系、5189F。東急目黒線を中心に、相鉄線・都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線にも直通し、広い範囲で運用されています。
そんなこの編成には、8両化時にとっておきの特徴ができました。なんと…
3種の内装が混在!
ということで、今回は、実際の画像を交えて紹介したいと思います。
内装①…目黒線オリジナル
2008年製造、5080系らしい内装の車両です。
全体的に寒色系の内装です。
1〜3、6〜8号車が該当します。
〈座席〉
紫色の、スゴクカタイ座席になっています。
〈荷棚〉
平成生まれにも関わらす、金網です。
〈LCD〉
〈つり革〉
高さが低いものと高いものを組み合わせている、正三角形に近い形のつり革です。
〈袖仕切り〉
白く、三角形に近いです。
〈銘板〉
2008年、東急車両製です。
内装②…大井町線っぽさ全開
2017年、大井町線急行7連化に伴い新製された、元・大井町線6000系の車両。
大井町線にQシートが投入されて、車齢数年で余剰となってしまっていたところ、運良く8連化のため車両がほしかった目黒線に拾ってもらっています(笑)
全体的に暖かい色の内装です。
4号車が該当します。
〈座席〉
大井町線のラインカラー「オレンジ」のモケットをそのまま受け継いでいます。
〈荷棚〉
荷物が落ちにくく、見栄えの良いタイプです。
5050系の後期製造編成等でも採用されています。
〈LCD〉
〈つり革〉
先述の内装①と同じです。
〈袖仕切り〉
先述の内装①と同じです。
〈銘板〉
妻面が木目調なのは、目黒線系統では元大井町線の車両だけに見られる特徴です。※貫通路を除く
2018年、総合車両製作所製です。
内装③…ピカピカの新造増結車
2021年、相鉄東急直通線開業に向けて、目黒線の車両を8両化した際に、新しく作った車両です。
最新系列の20系シリーズの内装を、一部反映して作られています。
緑や茶色などの、優しい色合いの内装です。
5号車が該当します。
〈座席〉
緑色のモケットです。2020系とは似て非なる柄となっています。
〈荷棚〉
物が落ちにくく、見栄えの良いタイプです。
先述の内装②と同じです。
〈LCD〉
クリーム色です。
〈つり革〉
縦長の二等辺三角形のつり革です。
〈袖仕切り〉
大型化され、木目調のものとなっています。
〈銘板〉
2021年、総合車両製作所製です。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
なかなかにカオスなことになっているのが、お分かりいただけたでしょうか。
目黒線系統では、東急3000系とメトロ9000系が変態増結を実行(笑)しており、外観は綺麗な5080系はあまり注目されませんが、乗った際には車内に注目してみてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。